タミフルの特許はいつ切れる?

インフルエンザウイルスが人間に感染すると、細胞の表面に吸着し細胞内に侵入、24時間後には100万個まで増殖し、発熱や悪寒、関節の痛みなど、人間の体に様々な悪影響を及ぼします。
インフルエンザウイルスが細胞から放出される際には、ウイルスノイラミニダーゼの働きが必要となりますが、インフルエンザの特効薬として知られるタミフルはこの働きを阻害し、ウイルスの増殖を強力に抑えるため、治療薬として用いられています。タミフルはスイスの医療メーカーが開発したオセルタミビルリン酸塩のことで、日本国内の医療機関でも使用されています。
タミフルは1996年の2月26日に特許が出願され、日本では2001年の2月から保険が適用されるようになりました。近年は、タミフルに対して耐性を持つインフルエンザウイルスも出現していますが、全体の割合としては約1%から2%程度となっており、ほとんどのインフルエンザウイルスに対して効果があることから、現在もインフルエンザウイルスの治療薬として利用されています。
出願済み特許の存続期間は、特許法により出願した日から20年間と定められているため、タミフルの特許は2016年2月26日まで有効となっています。
しかし、特許法67条第2項の規定により、特許期間が最高5年間延長される可能性もあります。これは、臨床試験義務などによって特許を速やかに取得することが困難な期間があった場合に、5年間を最高として特許存続期間の延長を補償するものです。
特許存続期間の延長は、延長登録の出願によって実現します。仮に延長登録が受理された場合、タミフルの特許存続期間は5年間延びることになるため、特許が切れるのは2021年2月26日ということになります。

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