タミフルを子供に飲ませていい年齢

タミフルは抗インフルエンザウイルス薬として世に出てから、世界中で使用されるようになった治療薬で、特に日本では7割以上もの消費量を誇ります。ノイラミニダーゼ阻害薬に分類される薬で、ウイルスの増殖を抑えて症状をやわらげることから、発症期間を1~2日ほど短縮することができます。その他の抗インフルエンザウイルス薬でも同じような効果を発揮しますが、タミフルは第一選択薬とされていて、小児に強い効果を示すことからも、子どものインフルエンザ治療においては処方される可能性が高い薬です。適応年齢は1~9歳までと、20歳以上の成人となっており、それ以外の年齢では、医師が必要と認めた場合のみ処方されます。1歳未満の幼児には現在のところ副作用は認められていませんが、意思疎通のできない子どもであることからも、親の同意を得た上での処方となります。また、10~20歳未満の子どもについては、異常行動の副作用が問題となっているため、厚生労働省の通達によって原則的に処方は控えるようになっています。タミフルが世に出た2001年から現在までで、異常行動によって亡くなった人も少なからずおり、その年代が12~17歳であったことから10代の未成年には使用しないように制限されました。現在でも、この異常行動の原因は解明されていないため、通常は他の処方薬か対処療法での治療となります。インフルエンザが重症化して、どうしてもタミフルが必要と医師が判断した場合においてのみ、保護者の監視付きで処方されることもありますが、何れにしても危険性が伴うことに違いはありません。また、タミフルには錠剤や粉薬、ドライシロップなどの種類がありますが、1~9歳までの子どもでは薬が飲めないこともあるため、ほとんどの場合は飲物などに混ぜて使えるドライシロップが処方されます。

ページの先頭へ戻る